えどわーどさんの日記

(Web全体に公開)

2021年
10月04日
21:18

岩手棋聖戦県大会 一回戦で散る

恒例のタイトルとなりました。情けなや(ノД`)・゜・。

このアマチュアの棋聖戦は読売新聞主催です。東京から新聞社の方が挨拶に見えられました。
この棋聖戦を行っている県は他にもありますが、コロナの影響で中止になっているところもあるそうです。
その意味では岩手県は恵まれています。

優勝は有言実行の男「まつひか」さんでした。決して順調な道程ではなかったのですが、きっちり結果を残すところは流石です。
「まつひか」で検索するとTwitterやブログがヒットすると思います。
岩手県でインストラクターをやるためにUターンしてきた貴重な若手です。
インストラクターというと地方から都会に出ていく方が多いと思いますが、逆のパターンってあまり聞いたことがない@@

ベスト4には高校生のshin君が進出し、平均年齢をぐっと引き下げました。
ちなみにベスト4の構成は40代、30代、20代、10代と近年見ない若返りです。

一回戦のお相手は沿岸地区代表のS野さんでした。
黒番でした。タスキ星のスタートです。黒5、7とまずはシマリを邪魔してプチ満足ですが、秀策コスミの後の打ち方がまだわかっていない。
黒11ではコスミもよく打たれますが、ツケて頭を出すのが分かりやすいかと思い打ってみました。
黒15では下辺をO-6と押していくのが分かりやすかったかもしれません。
白16と豪快にカケられるとどう打ってよいのかわかりません(。´・ω・)?

右下の折衝は黒最悪に近く白32は固すぎな気もしますが、白評価値が90%ほどになっています。

黒33の大ゲイマに対し白34以下がやや疑問で徐々に黒盛り返します。
途中互いに疑問手だらけですが、黒75と下辺を制し黒91と頭を出したところでは黒優勢となりました。
黒93以下が黒疑問で白98に叩かれると形勢不明まで押し戻されました。
黒105ハネが敗着でここは107に手を戻してこれからの碁でした。
白106から出切られると黒はひとたまりもありません。
直観では(黒守らないと危ない)とアラームが鳴っているのに中途半端に読んでもう一人の自分が(ん?大丈夫じゃないかな。地合いも怪しいからがんばっちゃえ!)と暴走した結果がこれです。
直観の方が正しいことが多い気がします。Ω\ζ°)チーン

126手完、白中押勝ち。

https://gokifu.net/t2.php?s=3271633228890588

コメント

2021年
10月04日
21:43

補足。
この県大会は岩手棋聖(K林さん)への挑戦者を決めるトーナメントです。
この挑戦者決定戦で優勝したまつひかさんは9年前の借りを返しに11月に久慈で行われる挑戦手合いに臨みます。

2021年
10月04日
22:26

アマ本にはまつひかさん出てなかったのでしょうか。
2戦2勝同士で岩手の若い人に当たったので「終わったな」と思ったら、どうやら別人だったようですので。

2021年
10月04日
22:54

並のアマさん、コメントありがとうございます。

まつひかさんが岩手にUターンするタイミングでアマ本因坊戦の地区予選があったのですが、他県から移動してきた場合14日間は大会に出られないという日本棋院県本部のルールがあり、彼はアマ本因坊戦参加を断念しました。

岩手代表はK谷さんだったのですが、K谷さんは碁会所をやっている関係でこれも14日間碁会所業務が出来なくなるルールらしく碁会所を他の人に頼む調整ができず全国大会を辞退したようです。現タイトル者からの棋聖位奪還の思惑もあったかもしれません。
並のアマさんが対戦した岩手の若手は岩手棋聖戦の盛岡地区予選でよもやの敗退をしていたので県大会と重ならなかったこともあり白羽の矢が立った様です。