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一ヶ月前の9月11日に岩手棋聖戦の県南予選がありました。
コロナ騒動の一週間前でした。

対戦相手は県南の強豪とまんべんなく当たり1勝3敗の成績は残念でしたが、内容は持ち時間45分を目いっぱい使ってヨセまで打ち切るというポリシー（？）に沿って自分なりの碁が打てた予選でした。
この成績で内容がボロボロだったら落ち込んでいたと思います。

ある局面で大きい場所を認識する能力が囲碁では大事ですが、KataGo師匠に手直ししてもらうと何が悪かったか確認することができます。

予選一回戦ライバルY氏と。えどわーど黒番です。
黒59と相手の受け方を聞いたところ手抜きで白60と気合の反発。
黒59は余計な手で左辺打ち込みが黒37オシを生かす意味でも石の方向でした。
白60でも黒が向かわなかった左辺を打つのが良かったようです。

局面図、勢い黒61とハネて白62キリ違いと乱戦の雰囲気が漂いますが、黒63でも左辺打ち込みをKataGoは推奨します。
大きいところは多少手が進んでも大きいようです。
上辺は味を付けたことに満足して本来の大きいところに向かうという教えです。

上辺は危ない橋を渡って石を取りましたが、褒められた打ち方ではありません。黒71で白つぶれと錯覚したのが酷い。72まで白は受かっていました。

上辺でたまたまうまくいって優勢となったものの下辺のサバキを問われる局面となり、人間的にはまだまだ難しい碁です。
その後黒サバキが重く白の追撃を受け形勢不明から白有利の局面になりました。

最終的には白のまさかの落手が出て運よく勝たせていただきました。
この一勝だけで県大会進出できたようなものです。

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