岩手県南都市対抗囲碁団体戦の4局の続きです。
もうお茶だったら出涸らしですが、有効活用します。
大ヨセで迷った局面です。
(1図:局面図)
黒1では右上のハネツギと左上のハネツギのどちらを打とうか迷いました。実戦の黒1のコスミはとりま先手でという安易な考えでした。
先手で利いてくれるはずもなく、白2、4とハネ継がれました。
こちらのハネは白P-14のノゾキから黒の切断の味を狙っています。なので黒5と下がって切断されても良いように隅での活きを残したのですが、黒5では上辺の黒7のハネを優先するべきでした。
白6のオサエも小さく上辺白9とハネるべきでした。
白10の守りは相場で黒先手でハネツギが打てました。
黒1ではAから順に先手で決めて上辺ハネツギが大きいところでした。
KataGo師匠は黒10の置きからの手順を示しますが、黒9からのハネツギでも可。
(2図:解析図)
黒はS-9のハネ出しからハイ、右辺を決める。これを打つと実戦の黒1は小さい手であることがはっきりします。
左上のB-18の置きかE-18ハネが大きいことを示しています。
(3図:想定図)
少し難解ですが、黒5と置く手、黒7、黒11、13の先手を先に打つことをKataGoは示しています。
コメント
11月04日
20:24
1: 江場
ヨセは難解で私は苦手です。それなのに人には「勝ちたければヨセと詰碁をやれ」と言ってますが(笑)
ところで1図左上、黒からハネツギされてもダメが2手以上空いてるので無条件で白は活きてませんか?
外側の条件が効いてきますが、この時点で後手を引くのは白が辛いのではないでしょうか。
https://gokifu.net/t2.php?s=81699096615287
11月04日
20:50
2: えどわーど
江場さん
ご指摘の通り白10で後手引くのは辛かったようです。
対戦相手もこの手を反省していました。
KataGoは図の白1を指摘していました。黒からaのハネ出しを打たなかったのを咎めています。
左上は黒2のオキから白7までとなるところのようです。
続いて黒bと打てばセキですが後手なので黒8と守るくらいでしょうか。
bの地点は白から打てば5目の地と黒地が1目減るので6目の手です。
実戦B-18と守った手で8目の地が確定しており、変化図bは黒と白どちらが打つか未定なので折半してここを白地3目とすると、実戦のB-18は5目の手を打ったことになります。
11月04日
21:28
3: 江場
なるほど左上は黒から2と置けばヨセとして有効ですか。
黒d16に打って白受けの図より良さそうですね。
ひとつだけ、黒bとハネてもダメが詰まるタイミングを見て白がc19に押さえればセキでは無さそうです。
どのタイミングが正解か複雑ですが(笑)
11月04日
21:53
4: 江場
どうも酔っていたのでえどわーどさんには言わずもがなのことを書いてしまったようです。No.3は無視してください。
11月04日
22:24
5: えどわーど
いえ、大丈夫です。
黒bの後白C-19のオサエで確かにセキではないですね。
ただダメ詰まりの関係で黒の地も増えるので白の二子を取りに行くのが得かどうかは別ですが(正直よく分かっていません^_^;;)