日本棋院水沢支部の月例定例会がクリスマスイブの日にありました。
成績は六段で3勝1敗。全勝して早く七段に昇段したいです。
七段との定先の碁から一間高バサミ定石の手直しをKataGo師匠にお願いしました。探索数が少ないですが、概ね的を射た手直しと思います。
(1図:昔からの定石)
黒15で単にノビ(R-4)ましたがワリコミで節をつけるところでした。
実戦は後手でも白16(Q-4)のツギが手厚く、黒不満です。
(2図:AIの打ち方)
黒9のハサミ返しでは手抜いて足早に他に回りたい、とのこと。
後の打ち方にセンスが必要な感じです。
(3図:隅重視の打ち方)
はさまれたときに一間にトビ出さずに右辺にツケ切る定石もあります。図は隅の実利が大きいですが、白も厚いので白不満ないと思います。
この定石は後の打ち方が自信なしです。上手のパワーをいなして地合いで余せるかが勝負です。
はさまれたとき、一間トビ以外の打ち方としてはケイマ(P-6)も有力です。
この碁は後半に上手に力を出されて中押し負けでした。
https://gokifu.net/t2.php?s=1971704382863545
コメント
01月05日
09:22
1: えどわーど
日本棋院が出版した『新版基本定石事典-上-(小目の部)』(2010年2月20日第1刷 高尾紳路著、桑本晋平編集発行)によると図のワリコミは無理とされていましたが、AIで検証すると白が咎めようとするのが却って無理ということがわかります。