朝日アマ県大会一回戦の碁の続きです。
(再掲)
https://gokifu.net/t2.php?s=8911717338582640
相手の手抜かりを見抜くのは局面にもよりますが人間には難しいようです。
(1図:局面図)
黒△と下辺と連絡したとき、白1と左下にスソガカリして来ました。黒はよく考えずに受けましたが、右辺の白の一団が弱く白はソッポでした。
黒からAのモタレ攻めをみられているので白は押し(M-5)等で右辺を強化すれば互角の進行でした。
黒からCのキリも厳しいので白Bと上辺に芯を入れるのも大きい。
(2図:KataGo推奨図)
白△(1図の白1)には黒1(-_☆)ともたれ攻めに回れば、白は右辺の受けに専念するほかなく、白△方面は当分打てなかったようです。
白2等守れば、一旦右辺側の攻めは保留し、黒3のキリも厳しい。
白4、6の守りは仕方ないところ。黒4と継がれると上辺の白が窮地に陥ります。
実戦ではこのキリも見えていませんでした。
一例ですが、左下はゆっくり黒15に回れます。
この後、白A、黒B、白Cといった進行が予想されます。
碁盤を見渡せばお宝(急所)がたくさん落ちているものですね。