えどわーどさんの日記

(Web全体に公開)

2025年
05月01日
19:51

集中すべき局面

定例会の最終局、3連勝同士の対局です。
先でも苦しかった相手ですが、今回は二子ですので厳しい対局と覚悟はできていました。

二子白番。

https://gokifu.net/t2.php?s=1991746096665895

(1図:局面図)
この碁の最重要局面を迎えています。
持ち時間35分と短いですが、このあたりの局面で集中的に時間を投入すべきタイミングでした。
しかし、私はあまり考慮せずにこの大事な局面を過ごしてしまったようです。
この後敗勢に陥ります。

黒△と置いてきました。白Cに打つと黒aが利き黒を厚くする狙いです。
実戦は一番中途半端な白Aと受けてしまいました。白bの切りに期待しており、一番堅く受けたつもりでした。
黒△のオキに対しては白Bが最善の受けでした。

白cとアテる手もあり上辺の白についてはかなり楽観していました。
この局面では白からアやイと打つのも根拠に関して重要なポイントです。

(2図:実戦進行1)
白3の切りは時期尚早だったようです。白5と後手で黒を切り離したものの黒6と急所のカドに回られました。
ここでは白Bや白8と白を安泰にするべきでしたが、実戦は白7とあさっての方へ。
黒8とノビられて白に危機が迫っています。
この後白Bと打てば取られることはなかったようですが、実戦はよく考えずにA地点にアテコまれるのを嫌がって白Aと打ちましたが・・・

(3図:実戦進行2)
黒2と急所の第二弾を食らってはまずい。
白6とゲタで2子を取りましたが、黒6と30目以上の実利を献上しては碁はオワです。

この後、白は目いっぱい頑張ったところ、黒も頑張りすぎてしまい、黒の大石が死んで逆転に成功しました。

勝負所での打ち方に反省が残る一局でした。