今日は読売新聞主催のネット棋聖戦SAクラス決勝戦を観戦しました。
竹田 和正選手が宮岸 黎明選手に黒番中押勝ちで優勝しました。
銀星囲碁18との十番碁第二局です。
昨日の日記で書いたルールに追記です。
・人間(えどわーど)は継ぎ盤や棋譜ソフト等で検討をしてはならない(普通の対局をしろってことね)。
昔メール碁をやっていたときは1手1手検討できるので碁盤を使ってあーでもないこーでもないと検討した上で着手を決めていました。
これはこれで勉強になってよかったのですが、実戦の練習にはなりません。
第一局は握ってえどわーど黒番でしたが、二局目以降は交互に黒を持ちます。
ちなみに第一局の消費時間はえどわーど20分28秒、銀星囲碁17分13秒でした。
黒7のハサミは最近とんと見なくなりました。白8とカケを打てれば満足です。
白12では下辺打ち込みがカタ師匠の推奨です。石数が多いうちに戦えということですね。しかし、私の棋風ではないので星からのシマリです。銀星囲碁は打ってきませんが三々に入られるのを嫌っています。
同様に黒13に対して白14のシマリ。ただ、これはハネて白を強化する方が良かったようです。次はハネたいと思います。
黒15は絶滅危惧種の割り打ち。
別に悪い手ではありませんがAIは絶対打たないので人間も右倣えして打たなくなりました。
悪い手ではないので評価値はほとんど落ちません。
白16はAI登場前から呉清源師が提唱していた打ち方。白18も呉清源流です。
白22はもう一路左にツメが良かったようです。
白24の二間トビはカタ師匠によると筋違いでここを打つなら一間トビが形とのことです。一間だと次にフクラミがいい形ですもんね。二間は薄いのと後続手にぴったりした手がないのが玉に瑕。
黒25から下辺の攻防です。
白30はなかなかでしたが、白32ツギは利かされで黒39まで下辺を止められて黒好形です。
白40は素直な手ですがL-4のキリを見てN-6にコスミで頭を出すのがベターでした。白から押しは黒右辺に地がつくので黒の流れが良くなります。
黒51は隅のハネツギを防いで辛い。
白52ツメから上辺に戦場が移ります。ここまでやや黒良しですがまだ僅差です。
黒57の三々に対し、白58は当然として白60が誤りました。左側をオサエて55の石を制するところ。
白64からは黒の目を奪って攻めてやろうと鼻息が荒いですが、黒67の押しから徐々に黒ペースとなりました。
速球一本やりの単調な配球で打ち込まれるピッチャーみたいな流れとなってしまいました。
白66では一旦攻めを保留してL-4キリから下辺の攻めに回るなど軟らかい打ち方が要求されます。
白68のオサエも正面から勝負ですが黒69に切られると白が持てあます展開です。
その後も白は引っ込みがつかなくなり無理な戦いに引き込まれ、最後は教科書に出てきそうなオキで石を取られてしまいました。
93手完黒中押し勝ち。
消費時間は銀星囲碁が7分49秒、えどわーど11分19秒でした。
https://gokifu.net/t2.php?s=8461632643639122