昨日（日が替わったので一昨日になりますが）、女流本因坊戦第一局が岩手県花巻市の花巻温泉佳松園で行われました。

YouTubeで観戦しましたが、熱戦で挑戦者の星合三段が押していました。
流石のヨセ巧者の藤沢女流本因坊もリング際まで追い込まれたかと思われましたが、たくさん残していた持ち時間をふんだんに使ってどう打っても半目負けと見られていた局面を見事に引っくり返しました。
最後半コウ争いもコウ立ての数がわずかに白が多いという際どい勝負でした。
ヨセが難解で何がどうなったのか私にはよくわかりませんでしたが、後でゆっくり並べてみたいと思います。

これで「半目の女王」藤沢里菜女流本因坊は半目勝ちの連勝を10に伸ばしました。

さて、どうでもよい私の十番碁ですが、第三局まで進みました。
奇数局は私の黒番です。

白8に割り打たれると右下一間ジマリのスソに開かれるのが嫌なので黒9と詰めたくなります。
右上は定型で先手で切り上げ左上の黒17のツケに回るのは予定の進行です。
黒25の押しでは55(H-17)と迷いましたが、ダメを詰めて上辺を広く打つのが良いと考えました。上辺の価値が高くなっているので黒からのヒラキ、白からの打ち込みは急がれるところです。

黒27のツケは三々の方がよかったようです。ただし、実戦は白外からオサエと白30の左辺のオサエになったので三々定石に戻りました。
先手で切り上げて左辺に回れるので黒好調な流れです。
黒41は余計な手。黒47では素直に57(H-14)にハネを打つべきでした。
白48と大きな上辺に回られましたが、白54からの上辺の打ち方は俗っぽい感じで黒57まで自然に頭を出しては悪くないと思っていました。
尚、黒57のハネでは58のハネが良いとカタ師匠。

白90に対し黒91は利かされで一路左に膨らむべきでした。
白92に対する黒93も同様に甘く、Q-8に出ていく一手でした。後で黒115に打ちましたが、一手分遅れています。

初手から50手くらいはリードを取れますが、100手位でリードされ始めて徐々に差が開くという傾向があるようです。
目算をした時には大差でした。
176手完白中押勝ち。カタ師匠によるとコミを入れて18目ほど白リードとのこと。私の目算でも20目くらい足りない感じでした。ただ、目算する前はこんなに大差と感じていなかったので形勢の肌感覚がイマイチです。

えどわーど（黒）の消費時間は29分42秒、銀星囲碁は14分24秒でした。

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