こないだの日曜日は朝日アマ名人戦の県南予選でした。
朝寝坊して（今日は行くのやめようかな）と一瞬思ったのですが、なんとか妻の助けを借りて駅まで車で送ってもらい、一関行きの電車になんとか間に合いました。
この日はあいにくの雪降りでしたが、一関につくと雪は降っていませんでした。雪だったらタクシーで会場の一関支部まで行くつもりでしたが、歩いて行くことができました。20分ほどの道のり。てくてく。

県南は県内で最多の9人の代表枠です。いつもなら20名ほど集結するのですが、悪天候と奥州市が市長選挙の日ということもあってか12名参加と低調でした。コロナ禍の影響もあったかもしれません。

盛岡地区が8人の代表枠のところ16名参加と一番倍率が高く、中部地区も8人の代表枠に14名参加とほかの地区は県南と比べればだいぶ狭き門です。

一回戦の相手は力が強い一関支部のT.Sさんです。過去に県大会で痛い目にあっている相手です。乱戦となることは覚悟しました。
握って白番。相手は高目使いでした。
高目へは三々とばかり白6から地を稼ぎます。左下の小目に掛かるのも有力でした。
黒15まで大上段の構え。対する白16二間はほかの定石と混同した薄い手でAIの候補手にはまったく上らない論外の手でした。この手ではしっかり一間かP-17にコスミツケを打ってから一間が普通でした。手抜いて上辺割打ちや左下カカリもありますが難易度が高いか。

予想通りお相手は甘い手のオンパレードで外回りや上からの圧迫する手を打ってきます。
黒35は右上三々に入れば普通。というか隅が大きいところで両者後半までここに向かわないのはいかがなものかとKata師匠。
地で先行する白が減速したのが白44でした。この手では手厚く45にツグ一手でした。

しばらく白のリードが続きますが、碁形的にはすでに相手のペースかもしれません。

上辺白はやや危なっかしい運びながらなんとか頭を出してまずまずの形勢ですが、白66のキリからの数手で転倒事故を起こします。白70まではよいとして、白72、白74は黒75の割り込みを見落とした手でした。まだ形勢は悪くはないですが、ここで追いつかれて終盤まで乱戦が続きました。

黒93のキリは無理で白M-11の逃げ出しが成立していました。3子は種石でこの石が助かると上辺方面黒石が危険です。下辺より上辺のものが大きいようです。

白108のカケツギの守りではP-6カケが手厚かったようです。
黒109で白石が取られたと即断していましたが、O-8つける手があり白がんばれました。

白112は大石を用心しましたが、黒113から強引な攻めを受けて、この後も乱戦が続きましたが、最後は白が押し切られてしまいました。

この碁は黒中押し勝ちで、緒戦は黒星スタートです。一局目から激しい碁となり眠気が覚めてこの後は３連勝できて予選通過できたのは良かったです。

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