もうだいぶ経って記憶も定かではないのですが、3月初め頃に朝日アマの地区予選がありました。
会場は日本棋院一関支部でした。
駅から15分ほど徒歩で軽い運動になりました。
参加者は12名と寂しいものでした。常連メンバーも欠席者がちらほら。
2勝すれば予選通過でハードルが低くなって助かることは助かるのですが、年々参加者が減っていくのはやはり不安です。
危ない場面は多々あったものの2連勝で予選枠抜けが決まり、3回戦で水沢支部の2強のひとり裏嶋君と当たりました。
黒番です。白2が左上だったのでタスキ型を選択。
コミの負担を減らすには黒としては積極的な碁形を目指すのがいいと考えました。
黒13、15のツケフクラミはやや疑問のようです。白16でアテられるとツグぐらいなので形が崩されます。
実戦は当ててこなかったので黒は16にサガるチャンスでした。
白28出からノゾキで形を崩されるのを嫌って黒29とかわしました。
黒31のフクラミは形の急所です。
白は手抜きで白32、34は形を決めずに碁盤を広く使う作戦です。
黒35の出一本はいいとして黒37ツギは時期尚早でした。KataGo師匠は黒K-7カケと白を分断して37ツギを睨む手を推奨しています。
黒37は評価値を30ポイントも落とす悪手でした。重くて弱い石を作った理屈です。
白40、42と力を溜めて白44から分断とは戦上手です。右辺の3子取り込みで白成功の流れです。
黒49のアテがつい打ってしまった大悪手です。20ポイント、目数にして4目ほど評価値が下がります。単に黒53と下がるところでS-8ツケなどが残り眼形がダンチです。
ただこれぐらいでは勝負が決まらないのがアマの碁で黒95辺りではほぼ互角になります。ただしこの大石が簡単に活きればの話ですが。
黒95ではQ-13ノゾキ一本でこの辺に先手で眼形を確保して手抜いて右上S-15オサエに回るところでした。黒L-12が利きなので一眼は確保できそう。
実戦は黒97、99と後手で目を作って一手パス。
この後は白がしっかり隙を見せずに押し切りました。
最後は時間切れでしたが大差となり、白勝ちでした。
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