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昨日は岩手県南都市対抗囲碁団体戦という5人1チームの団体戦に金曜会チームで参加しました。
今年で62回というから結構歴史のある団体戦です。

岩手はこのほかにも親善支部対抗戦という全県を対象とした団体戦もあり団体戦が盛んな印象です。

この大会は県南地区が対象です。内陸最南部の一関から中部の花巻あたりまで、少し沿岸寄りの遠野、沿岸部は気仙地区の大船渡・陸前高田あたりが対象の地区となります。

私は副将五段で出て個人では4戦全勝、チームは3勝1敗で3位入賞でした。

（1図：局面図）
定先の黒番、白は左上と右下で高目。黒はどちらも三々に入って地を稼ぎました。
やや黒が走った局面で右上の両ガカリを迎えてツケノビからよくある進行で黒△にツケた時に白1と切ってきたのが珍しい変化です。

黒は勢い2，4と突き抜きましたが白は隅の実利を取ってなんとなく言い分が通った形でしょうか。
KataGo師匠によると黒4ではaのカカエが良いと指摘しています。
黒10も堅すぎでbまで迫るところのようです。意外と右下の白は攻めの対象となっています。実戦は白11と開いて立派な形となりました。

（2図：解析図）
白1のキリでは一旦P-16と出を打つのが手順のようです。
手抜きで右辺に三間に開くのも有力。

（3図：想定図）
KataGoの想定図は白3、5の右辺展開です。
定型の白隅のハネだと黒に右辺に展開されてこの局面では不満ということでしょう。

この碁はコミなしで黒10目勝ちとなりました。

https://gokifu.net/t2.php?s=5071698678381631