岩手王座戦県南予選は第一戦で最大の強敵に当たり新聞掲載のために採譜されるというプレッシャーもあり、かなりヒットポイントを消費してしまいました。
第二戦に昨年半目勝ちした相手に1目半負け、第三戦でやっと片目を明けるという危機的状況でした。
最終戦は最近苦手意識を持ってしまったベテラン相手でした。
序盤から相手の辛い打ち方に困惑(笑)
以前なら喜ぶ展開だったのにAIにカブレた最近の私には厚みの碁を持たせられるのは違和感しかない。
(1図:局面図)
黒1と左下の厚みが十分で打ちやすい局面(以前の私なら)。
白6に7と受けたのは昭和の感覚。白8、黒9も同様ですが特に悪くはない。
白10とあくまで辛くきますが、さすがに辛すぎ。
黒13ではあくまで厚く14のところにツグべきでした。以前だったら手厚く継いでいたはずなのに足早思考が根付いてしまっています。
白20までゆっくりした碁となりました。
(2図:解析図)
1図の次の黒の一手はAのアテが良いようでした。次点でBのカケ。Cの利かしは黒からS-9のスベリを見ていたので打ちにくい感じです。
実戦は一転黒Dのツケから左上を凝らせに行きましたが少し無理があったようです。
(3図:想定図)
手厚い抜きの連打で厚くて十分。
昔の自分の感覚です。最近足早の感覚ばかりで厚みの感覚を忘れていました。
この碁は黒の中盤がぼろぼろで8目半負けでした。
https://gokifu.net/t2.php?s=5591700521846186
コメント
11月21日
10:11
1: わかめ
めっちゃわかります!!!
自分も最近はAIで検討ばかりしていたので、本来の後半勝負型で乱戦でヨセ勝つ自分の碁を絶賛見失い中です!!!!
ですので、碁の勉強にまとまった時間を取れたら初心に帰る意味で
「手厚い碁で後半追い込みの高尾紳路」
「攻撃的で相手をねじり伏せる朴廷桓」
この二人の棋譜を中心に勉強しなおそうかと思っています!
AIに関しては最新型のチェックとかに使うくらいにとどめようかと・・・
11月21日
10:24
2: 江場
わかめさんに賛成!!
AIは人間には不可能な読みの深さで手を選んでるのでAIを信用しすぎないことですね。
11月21日
11:29
3: 侑那
AIのって、結果は勝てば良いんだから 終始地に先行した手を打ってるんじゃないの・・?
11月21日
11:57
4: えどわーど
わかめさん
私はもう少しAIを師匠として薄い碁を続けたいと思います。
その上で手厚い碁でも打てる様になれれば最高なんですが、二兎を追うもの一兎も得ず?
江場さん
真似できない領域が多いですが参考になる示唆を与えてもらえる事が多いのでもう少しAIで勉強してみます。
ゆっきー
AIは地に偏るだけではなく厚みや勢力も含めたバランス感覚が凄いので勉強になるです。
でも厚みより地を重視しているのは確か。
シノギの能力がとんでもなく高いので人間には簡単に真似できない部分です。