岩手県は気仙地区、沿岸地区、県北地区、盛岡地区、中部地区、県南地区という地区毎にアマ棋戦の予選をちゃんとやっています。
また地区毎に日本棋院支部があり15チームぐらいで毎年支部対抗戦も1泊2日で実施するという、囲碁が盛んな県です。
県によっては地区予選を行わずいきなり県予選という所も多い中、頑張っている方ではないでしょうか。
朝日アマの県南地区予選が3月初旬に行われたので出てきました。
予選をちゃんとやっていると書きましたが、年々参加者が減っているのも確かで県南地区に割り当てられた8名の代表枠に対し、今年は12名のみエントリーでした。
盛岡地区は27名エントリーで県南と同じ8名枠を争ったというのでかなりの難関となったようです。
中部地区も最近すい星のごとく超弩級(過去に六県大会2度出場歴あり)の強豪が参加し、もともと強豪がひしめき合っている地区なので阿鼻叫喚の坩堝と化しているようです。
まったりとした県南地区予選は一関支部で開催されました。
広い碁会所で環境的には最高だった一関支部も家賃負担が重くのしかかり、ついに4月から市民センター(公民館みたいなところ)で週一のみ活動という残念な状況になってしまいました。
時代の流れなのでしょうがないです。
予選の一局から。
黒番でした。1目半勝ち。いろいろ課題の残る対局でした。
https://gokifu.net/t2.php?s=4081713292473639
(1図:局面図)
左上の定石進行に注目。
白14のハネでは隅に辛くB-17とサガるほうがよかったようです。
白16ツギのあとの黒の一手が問題でした。
実戦は黒Aの二段バネ。なんとなく白8の一子との連絡を断ちたいとひょいと打っちまいました。正しく打たれたら良くない手でした。
黒Aに対し実戦同様白C、黒ツギ、白H-16アテとなり黒はノビると白B-17とノビられ上辺辛い活きを強いられます。
黒Bのキリが正しいようでした。黒Cでも及第点。
(2図:解析図)
1図の黒Bか黒Cに打てば、黒がやや良しのワカレでした。
(3図:想定図)
白も黒1や黒3に対し左上は手抜いて他の大場に足早に展開します。