朝日アマ地区予選の一局の続きから。
対局にはテーマとなるべきポイントが存在します。
この碁のテーマとは。
(再掲)
https://gokifu.net/t2.php?s=4081713292473639
この碁のテーマは上辺の黒のキリ(1図の黒◎)の動き出しのタイミングでした。
実戦では伝家の宝刀は抜かず、放蕩息子がほうとう食べて居眠りしたような碁になりました(意味不明)。
(1図:局面図)
白△とカケツギで守った局面。
伝家の宝刀を抜くのはこの局面だったようです。
右上で白が三々に入り地を稼いだので黒がものすごく厚くなりました。
黒はこの厚みを活かさないと単に甘い碁になります。
黒Aが本線の動き出し。
黒Bは右辺と下辺の白を分断する攻め
黒Cは第一級の大場の左辺展開
それに対して実戦の黒▽(黒65)の情けなさよ。そんなに地が大事なんかい。
(2図:解析図)
1図のA、B、Cは甲乙つけがたく黒90%に近い高評価でした。
(3図:想定図)
本線の黒動き出しの図です。