えどわーどさんの日記

(Web全体に公開)

2024年
04月20日
11:30

模様の消しライン

朝日アマ地区予選の最終局から。
中学校の同級生(クラスは別)の裏嶋君と3連勝同士の一局です。
予選枠抜けは2勝した時点できまっていたので消化試合ではありますが、力の入った熱戦を繰り広げました。
周りの人はなんで真剣に打っているの、という怪訝な顔をしていましたが、お互い負けず嫌いなのでしょうがない(笑)

白番でした。結果は黒番裏嶋君の12目くらい勝ち。(正確には覚えていない)

https://gokifu.net/t2.php?s=9011713579550575

(1図:局面図)
左上は石数が黒2つ多い状態で白の先手となっているため、白に分がある分かれです。

左辺の黒模様をどう消すかという局面です。
模様の先端同士を線で結んで、その線上の真ん中あたりが消しのラインと昔から言われています。
私も迷った局面です。
だいたい候補としてはA~Dの4手くらい。

(2図:経過図)
実戦で私が選んだのは白△(1図のC)です。
候補の中では一番深い消しです。
当然黒は(少し)怒って黒1の背後から攻めてきます。
白2のカタツキは良いとして白4のトビは打ちすぎ。
黒5でいきなりAのノゾキが有力でした。
白10はサバキを求めた手ですが、黒11からの出切りは白の注文にはまった感じ。黒17までとなれば白のサバキは及第点のようです。

(3図:解析図)
1図のA~Dはほぼ評価値変わらない感じです。
実戦のC(F-10)の消しは形勢悪くない状況ではもう一路浅く消して十分で、少し危ない橋を渡った手でした。