日本棋院水沢支部の例会から。
水沢支部は奥州市に二つある支部の一つで会員数50名ほど。
水沢市街中心部から少し離れた水沢南地区センターというところで月一回のペースで例会を開いています。
参加者は毎回15~20名ほど。
1局目。
水沢支部では最高段位は七段、お相手は七段、私は六段なので定先の手合いです。
https://gokifu.net/t2.php?s=9461714891893028
途中の攻め方に問題があったので反省。
(1図:51手目)
まず、左上白への利かしでE-18ケイマはすぐに打ちたいところ。
51手目実戦のカケツギ(M-9)は不要不急の守りで上辺白を攻めながら必要に応じて手をいれるところでした。
K-14から中央に追い出して手順で守るとか。守る着手も相手にノゾキを打たせてN11の方のカケツギになる可能性もありました。
(2図:53手目)
53手目実戦のケイマ(M-18)は白からN-17のオサエで眼形を作られつつ隅へ手段をみられるのが嫌だなと思って打った手ですが、強い石から動いているのと、内側から広い中央方面(外側)に追っている意味があり良くありませんでした。
黒は上辺の一間トビの2子が薄く上辺左側から攻めるのが正しい方向でした。
(3図:55手目)
55手目のハイは相手を強くして問題でした。自分では根拠を奪っているつもりでしたが、却って相手の形を整えるお手伝いをしています。
攻めの効果が2線を打って囲った一路分の地では悲しすぎます。
ケイマ(E-18)を利かし、オシ(G-14)から攻めて左辺の地模様強化、右辺の壁方面に押し付けての攻めを狙うべきでした。
この碁は中押し負けでした。