岩手県の朝日アマの県大会は5月19日でした。
この大会では岩手王座決定戦の優勝者N海さんを二回戦で破ったM村さんが優勝でした。
1回戦の私の相手は県タイトル二桁を誇るW辺さんでした。
やっと公式戦での手合わせが叶いました。
黒番でした。
https://gokifu.net/t2.php?s=8911717338582640
相手は名うての三々使い。
W辺さんの碁は観戦記に書かせていただいたり、東北六県大会の応援に行ったときにたくさん観戦しているのである程度把握しているつもりでした。
黒23とシチョウに抱え、黒25と構えたあたりでは少し打ちやすい布石になったかと思いました。
私の場合は中盤に難があるため多少打ちやすいくらいでは安心できない進行ですが。
(1図:局面図)
実戦は左下の黒陣に不安を覚え、黒A、白B、黒Cとしましたが、左辺白模様を強化して疑問でした。
急に悪くなったわけではありませんが、黒模様を強化する絶好の機会をみすみす手放した感は否めません。
(2図:推奨図)
この局面、KataGoの推奨は黒1と相手の左辺を固める代わりに黒模様を強化する手段でした。
白からの出切りは、黒模様が強化されるのでむしろ歓迎です。
想定手順は黒が先手を取って黒7と左下の守り。
人間的には実戦のようにオシたり、星からコスミ等固く打ちたくなりますがケイマなんですね。
黒はAと上辺を止める手とBの右辺模様を拡げる手を見合いにします。
左辺の白は堅いので打ち込んで荒らす場所ではなくなっているので、利かしに行く感じか。勉強になります。
実戦は黒が左辺への利かしを打ち惜しんだため模様化されて人間的には難しい局面に誘導されてしまいました。
この碁は中盤以降の戦いで力及ばず中押しで負けでした。