えどわーどさんの日記

(Web全体に公開)

2024年
06月05日
21:16

岐路

人生の岐路と言えば進学、就職、転職、結婚などいろいろです。

もしかして誕生の時から男に生まれるか女に生まれるか、どの親から生まれるか、本人が選んでいるかは別として、人生分かれ道に満ち満ちているのかもしれません。

碁でも一手一手が岐路で、選んだ手によって他の手段による可能性が閉ざされ、その碁の帰趨に一手一手の選択が責任があると言えます。

朝日アマ県大会一回戦の碁の続きです。
(再掲)
https://gokifu.net/t2.php?s=8911717338582640

(1図:局面図)
黒は右辺への攻めから一転黒1と白模様の消しに向かいました。
白14に受けさせるつもり。
白は白2のツケノビで反発。ここから複雑な中盤戦に突入しました。黒としては右辺の白を攻めたいけど左辺の白模様も気になる、という「揺れる想い」(ZARDの8枚目シングル曲)という感じでした。

黒9、黒11は利かしですが善悪不明。黒13は疑問だったかもしれません。
結局白14と受けることになりました。打っている最中は白14と打たれて黒13を激しく後悔しましたが、それほど黒悪いという訳ではありません。
元々白14と受けさせる予定だったことを思い出し、平静を取り戻しました。

黒Aと出て右辺白を切り離して攻勢に出るか、黒Bから白陣削減に向かうか、岐路の局面でした。

(2図:実戦進行)
実戦は黒1の出から白を切り離す攻勢を選択。白6は黒7に白8と守る様では疑問でした。
黒11まで互角の進行です。
黒A、B、Cの手段が残り黒悪くない局面です。

(3図:変化図)
黒1から白模様を荒らしに行くのも有力でした。白の応手もたくさん変化がありますが、黒はまるまる取られるような事にはならない様です。