金曜会の対局の続きです。
(再掲)
https://gokifu.net/t2.php?s=1691727618220742
この一局は形勢判断ができていなかったのが反省の一点目。
途中まで悪いと思っていなかった。むしろ白打ちやすいのではとさえ思っていました。
持ち時間40分もあるので
途中形勢判断を入れるべきでした。
(実戦1図)
白1のワタリは
序盤に打った手を活かそうという心理が働きましたが、黒2の地点の方が地としても、手厚さとしても、黒の根拠という点でも数等重要でした。
黒6、黒8は白の薄みを狙っています。私は危険が迫っていることが全然わかっていませんでした。
黒からの狙いとは黒aのノゾキから符号順に白を切断して△の一団を取る狙いです。
黒10のノビが来ても私(白)は気づきません。
黒10に対しては切断を間接的に防ぐため、白Aや白Cが考えられました。
黒Bからの切断はモノが小さい。
(実戦経過2図)
実戦、黒△に対し白はあろうことか白1(
敗着)と応じ、黒2のノゾキを食らいました。
ここに至ってやっと黒から白を切断する手順があることに気づきました。
白3のノゾキで応じましたが、花見コウになっては勝負が決しました。
白にはaの傷がありコウに負けるわけにはいきませんが、ソバコウも少なく絶望的な状況です。
結局黒からのbのコウ立てに手を抜いてコウを解消しましたが、敗勢となりました。
(変化図)
KataGo師匠の手直しです。
実戦1図の黒8ノゾキに対し、中央の数子は捨てる手を推奨しています。
実戦では何も見えていなかったのでどうしようもなかったのですが、
局面を冷静に見渡す余裕が必要でした。