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N海県三冠には投げるタイミングについて以前にもコメントをいただいたことがあります。

小学生との六子局で小ヨセが始まったタイミングで私が目算して10目ほど足りないと判断して投げたのですが、この対局を見ていたN海さんに「なぜ投げたのですか？」と言われました。

互先感覚で10目は大差と思って投げたのですが、確かに六子局で小ヨセで10目は碁になっていると言えるので最後まで打って下手がリードを守り切れるか試してあげるのが上手の務めだったかもしれません。

この碁は中盤の勝負所で上手く打たれて少し戦意を失っていました。
置碁ということを別にしても、形勢をちゃんと認識しているならなお更のこと粘り強く最後まで打つべきだったかもしれません。

岩鷲杯3回戦の終局図でも黒打ってみたい手があるとN海三冠。
（再掲）
https://gokifu.net/t2.php?s=9981728369028304

（1図：終局図から）
黒1のコスミツケ（もしくは3のケイマから）で白の凌ぎを問うとのことです。
確かにひと目ではすぐに白の活きる図は私には見えません。N海さんの口ぶりでは白の凌ぎには自信がありそうで結局は白勝ちになりそうですが、もう少し打ってから投げるべきという事は理解できました。