えどわーどさんの日記

(Web全体に公開)

2024年
10月12日
00:06

致命的判断ミス

岩手山と北上川をはさんで姫神山という名山がありますが、この二つの山は仲が悪く片方が見えるときはもう片方の山が雲に隠れて見えないという具合で両方の山がどちらもきれいに見えることが少ないのだとか。

なんでもこの二つの山は元は夫婦だったのが岩手山(夫)が早池峰山を側室にしてから姫神山が焼きもちを焼いて仲が悪くなり別れたとか。
昔から日本人は与太話を作るのが好きですね。

岩鷲杯3回戦、形勢が決定的に悪くなった局面を検討します。
(再掲)
https://gokifu.net/t2.php?s=9981728369028304

(1図:局面図)
白58と味を付けて白は右辺の活きを確かめてから白66と2線のツケです。
内側からのオサエでは利かされ感がありますので、黒67と外側から押さえたいところです。

白68と切り違いでサバキに出ましたが、ここで黒は形勢を損ねます。
黒はAまたはBと頑張りたいところでした。

(2図:実戦進行)
実戦で黒は69と外回りで打ち、黒73まで白を封鎖する作戦にでました。
しかし、白74でとても取れる石ではありません。
こうなると下辺をガラガラに荒らされた黒の損だけが浮き彫りになりました。

(3図:師匠の手直し)
黒1(1図のB)アテからカケツギで地を頑張るしかないところ。1図のAのノビも同じ意味で有力。
やや黒リードされていますが、まだまだこれからの碁でした。