• 
• 
• 

二局目は小学4年生のY野君。
去年12月のくらしき吉備真備杯全国大会の小学低学年の部で準優勝した子です。
新宿の碁席秀策で六段で打っていてリーグ戦優勝の常連です。

https://gokifu.net/t2.php?s=4891745463882055

白番でした。
まだ子供っぽい早打ちで部分にしか目が行っていない感じで、この子にはまだ負けるわけにはいかないという印象を受けました。
白9目半勝ち。

（1図：局面図）
既にAI的には白勝勢で個人的に反省した局面です。
黒1の押しは余計な手。黒3の二段バネではノビくらいです。
実戦は手堅く白Aとカタツギしました。これはこれで手厚く評価値もそれほど下がらないのですが、AI的には不満。
私も打っていてカッタルいなとは感じました。
AIの推奨は白Bのトビ。これで右辺で攻勢を主張します。

（2図：実戦進行図）
実戦は白10のツギ。これはこれで文句のつけようのない手。
黒17は急所の一つですが、アのキズを守るくらいだったかもしれません。
白18のコスミは打っているときは我ながら良い手だなぁ、と自画自賛していましたが、白アのキリが厳しかったようです。
黒23の三々から手を付けてきましたが早打ちで読みが入っていない。白30まですべて持ち込みになってしまいました。

（3図：検討図）
KataGo 18Bを使った変化図の一例です。黒ピンチに見えます。