細かい碁をヨセで勝ち切る。
力のない碁なので必然的にヒカルの碁の筒井先輩のような碁を目指すことになるのですが、ヨセは集中力が切れると損を重ねてアッという間に逆転されたりします。
岩手棋聖戦の県南予選の4回戦の碁は得意のヨセ勝負となりましたが、ヨセで失速して負けるという不甲斐ない一局でした。
この碁も黒番でお相手は金曜会でのライバルS原先生です。いつも好勝負となりますが、勝負強さでは向こうが一枚上手でだいぶ負け越しています。
大会も4局目ともなると集中力が途切れがちですが、既に2敗しているのでこの局を落とすと予選枠抜けが怪しくなるという大事な碁でした。
1図、上辺ヒラキが大きいようです。黒29の左辺ヒラキは中途半端で左辺を打つなら手堅くカケツギ(C-12)。実戦のヒラキは後にハサミツケが急所になりました。
2図、白38のハサミツケが鋭い。しかし、白40の生ノゾキは悪く形勢が黒良しに変わりました。白C-13のキリなら白リードが拡がるところでした。
3図、黒91まで手堅く下辺を囲って手ごたえを感じていました。S原先生は囲ってくれてありがたいと感じたそうです。
この後は細かい碁のヨセ合いとなりましたが、白がうまくヨセて盤面黒1目、白の5目半勝ちに終わりました。
もう少し丁寧にヨセを打つべきでした。反省。
https://gokifu.net/t2.php?s=141665421055503
コメント
10月11日
08:46
1: わかめ
91手時点でお互い弱い石がなくて、純粋なヨセ合いになりそうで、こういう碁は特に難しいですよね・・・
たえず数えて計算して、手の大きさを考えて・・・
それに逆ヨセとかの駆け引きも出てくるので本当に神経使います(+_+)
バチバチの殴り合いの方がいくぶん気持ちは楽かと感じるくらい(笑)
戦闘派としては黒75くらいでN-16ツケを利かしてR-11に打ち込みたいかなと思っていたのですが、数えてみると黒75~81の一連の囲いで平和的に黒だいぶ良さそうですね!こういう落ち着いた判断ができるようになりたいです・・・
10月11日
12:37
2: えどわーど
計算するので疲れるんですよね。調子のいいときは数えなくてもだいたい形勢がわかるのですが、その日調子がいいかどうかもわからないので、地道に計算するほかない。計算は得意なほうなのですが体調により気力が付いてこないこともあります^^::