4月の頭に行われた県大会の記録となります。もう日記ではなく過去の記録ですね。

岩手王座戦は岩手のアマ棋客にとって最大の棋戦です。
朝日アマ、アマ本よりが格が上のイメージです。
岩手王座戦→東北六県大会で岩手の囲碁の季節は最高潮に達します。

一回戦は同じ地区同士が当たらないように抽選で決定します。
箸の先に番号がついているものを各自引いてトーナメント表の該当の番号の場所にマッピングされます。

県南地区代表は半分ほどが盛岡代表とあたり、残りは中部、気仙地区、沿岸、県北の代表とあたります。

私は最近沿岸や県北の代表とあたる率が高い気がします。
今年も去年に引き続き県北地区のM浦さんとマッチングされました（わーお）。

M浦さんは岩泉町にお住まいの方です。岩泉というと全国的に有名な龍泉洞という鍾乳洞があるところです。ここの地底湖は必見ですので岩手観光の際は観光地の候補に入れてもらえればと思います。

思えば昨年の岩手王座決定戦の一回戦でもM浦さんにあたり苦戦したのを思い出します。

白番なのでいつものように無難な二連星。
白10はハサミとヒラキを兼ねた欲張った手ですが、黒はすかさず11と打ち込んで戦いが始まりました。
白12は軽い態度で右上の2子は場合によっては捨てる構えです。

黒17ツケ、19ハネはあまりよくなかったようです。
白は20、22とアテツギが気持ちいい。
黒は23のワタリではC-16と隅に振り替わるくらいでした。黒25でもC-16。
白26と黒を切り離し、白28と隅も打てては白これ以上の戦果はありません。
黒37、39の逃げ出しも何も希望が見えず白からの標的を作っただけとなりました。序盤から一方的な展開です。
白40が唯一悔やんだ手です。すでに黒は活きているところなので手抜く一手でした。

黒57の転戦が黒の劣勢に拍車をかけました。

白154手まで黒の大石が死んで、白の中押し勝ちとなりました。

https://gokifu.net/t2.php?s=8731685683187425