男女関係でもよくある一目で好きになるってやつ。
囲碁でもこの一手だよね絶対っ!と思い込んで打ってしまうやつ。
恋愛と同じくこの一手と信じ込むと回りが見えなくなり相手からの強烈な返しに思い至らない。
素敵な男と思って付き合ってみたらとんでもないDV男だったり。
見る目がないと言われればそれまでなんですけどね。
局面図(図1)は銀星囲碁18との互先黒番です。
白の模様の中で華麗にサバキ中です。
黒△で白△のノゾキを誘い、ハネ出しを決行してうまく打てている感触がありました。
次の一手が(この一手)と思い込んでノータイムで打った一目惚れの一手。
黒Aと打ったときに白Bと突き当たられ分断されてAIの評価が45ポイント暴落(約8目損)。
少しリードだったのが、あっという間に逆転され白優勢(80%)になりました。
正解は黒Bと打って白Aサガリと替わってCから出切って戦うという進行です。ただし、人間的には早碁では(いや時間かけても)すでに限界の中盤戦に入っています。
黒Aと打った時の心理状態は普通は受けてくれてアテも決まってウシシ、でした。まったく見る目がない。センスがない。あれ、俺の扇子どこ行った?
132手完、白中押し勝ち。消費時間(黒:18分9秒、白:6分48秒)
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