朝日アマ地区予選最終局の続きです。
(再掲)
https://gokifu.net/t2.php?s=9011713579550575
サバキは途中まで及第点でしたが、
画竜点睛を欠きました。
(1図:局面図)
前の日記の続きですが、この局面白番ですのでAと目を持ち黒Bのノゾキに白Cと受ければ左辺を削って堂々のサバキ形でした。
(2図:経過図)
実戦はへっぴり気味に白1のナラビ。黒は当然2,4と左辺を大きく囲いました。白1の実のない手に対し、黒は20目くらい実利がついていますので形勢は黒に傾きました。
(3図:解析図)
1図の白Aなら評価値74%(2.7目リード)でしたが、ナラビで23%(2.4目ビハインド)に急降下。半手パスレベルの白の失点でした。
打っているときは安全第一と心の中で唱えていましたが、
逃げ腰にもほどがあります。
見た目ほど黒のリードが大きくないのは左辺の地を増やしただけで石の強弱には影響がないことと他にも大場がたくさん残っている局面だからでしょう。
コメント
04月21日
10:26
1: 江場
碁は広いですね
普通はこれだけ大きな地を取られたら大差になりそうなものですが、おっしゃるとおり右辺が手つかずで白番であること、双方に弱い石が無いことなどが理由でしょう(場合によっては、左辺中央の白数子は強い石にくっついた用済みの石と考えるのかな?)
白のナラビで他所に打ったらという変化を調べてみました
それほど差は大きくないのが驚きです
04月21日
12:08
2: えどわーど
江場さん
そうなんですよね。
局面によってはどこに転がしても大差ないということがあります。