えどわーどさんの日記

(Web全体に公開)

2024年
10月04日
18:17

普通がいちばん

私が参加したのは4月の叶や杯ですが、9月にも開催されました。
9月の大会は都合が合わずに出走回避しましたが、また機会があれば遊びに行きたいと思っています。
例会と違って商品が豪華(?)なのが魅力です。

叶やとは岩手囲碁センター(盛岡城址跡の近く)の近くの飲み屋街にあった居酒屋で碁盤が置いてあり、こ上がりで対局ができた囲碁ファンのたまり場みたいなお店でした。
叶やが閉店したのは震災の少し後でしたが、ご主人も亡くなり、かつてのお店を偲んでこの大会の命名となりました。

叶や杯2局目の続きです。
(再掲)
https://gokifu.net/t2.php?s=3741727966905794

(1図:局面図)
右辺で形勢を損なった黒ですが、白も黒二子(X)を抜いたり先手で利かし(白□と黒□の交換)が打てたりとかなり得した感触だったようです。
しかし、リードはわずかで76手目(白△)では黒がまた追いつくチャンスが巡ってきました。

黒の応手はA~Dが考えられます。
白からは先手を取ってaの打ち込みが好点。黒は左辺の侵入ポイントとしてはbの地点がよさそうです。
黒はまず右下を対処しなくてはなりません。

(2図:実戦進行)
実戦は黒1のハサミ。厳しい様でいて白2が手筋のサバキです。白6、8とポン抜いて白ありがたい進行です。
黒13の後、白a黒bのアテを決めて白cぐらいに構えるくらいで白は楽に下辺を割ることができました。

(3図:解析図)
白76ツケはあまり良い手ではなく黒は普通に膨らんで良かったようです。

白が受ける(ノビる)と重い石となり良い結果とはならないため、手抜いてH-3打ち込みに白回りたい、とKataGo師匠は言っています。

人間的には白76のツケの失敗を認めるようで打ちにくい進行なので、黒がチャンスだったということになりそうです。

コメント

2024年
10月05日
20:57

1: 高野

何も思いつきませんでしたが、ABCDと示されるとどれも良い手に見えます。

2024年
10月06日
00:57

高野さん

実戦白△の手が生意気な手に思えたので、つい厳しい手(黒Dハサミ)を選んでしまったのですが、却って手筋を誘発して良くなかったという例になります。

ちなみに黒Bのハネは白切違いなど軽い手でさばかれそうです。
黒Cのサガリは相手に調子を与えない手ですが、その手自体が利かされの感じがします。

打っているときは黒Aのフクラミが第一感でしたが、素直に第一感の手を打つべきでした。