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昨日の日記の続きです。

若いころはそれほど手が見えるわけではなかったですが、集中力と読む力・努力は今の比ではありませんでした。
だから、一局打ち終わるともうヘトヘトで、ましてや丸一日かけて行う大会なんかに出ようものなら抜け殻の様になっていました。
若いから回復も早かったですけどね。

何が言いたいかというと対局相手も含めて全身全霊で一局の碁に打ち込めているか、という疑問が頭をよぎったのです。

その時は真剣に打っているつもりなのですが、いつも打ち終わった自分の碁を検討すると「こんなこともわからないのか・・・」と無力感に襲われることばかりです。

もっとも昔はAIソフトなんかないので碁盤に並べて自分で検討するくらいしかできずに自分のヘボさ加減に気づきようがなかったのかもしれません。

叶や杯2局目の局面図。
（再掲）
https://gokifu.net/t2.php?s=3741727966905794

（局面図）
黒がやりそこなった局面の続きで、今度は白が失着です。
白△ではサバキに失敗でした。
この後、黒Aとアテて白活きないことは少し読みを入れればわかりそうなところです。
ところが黒はAアテを放置し左辺黒Bと転戦。しばらく黒も白もAの地点は放置状態でした。

二人とも一応高段者ということになっているんですが、喝！と気合を入れてもらう必要がありそうです。（来年発売されるというＡＩ解説機能つき銀星囲碁23に期待。若い女性の声で「喝ーっ！」と気合を入れて欲しい）

白△では白a、黒ｂを利かして白ｃと構えるくらいでした。
もっともここの白を取られてももともと黒の勢力圏で少し持ち込んだ程度の被害で白Ｂの打ち込みで処分すれば、形勢はほぼ互角でした。