岩手山と言えば最近噴火警戒レベル2となり入山規制が敷かれています。
普段は活火山ということを忘れていますが、日本列島の地下にはマグマがうごめいている事を思い出させてくれる出来事です。
岩鷲杯3回戦の序盤から。
(再掲)
https://gokifu.net/t2.php?s=9981728369028304
(1図:局面図)
黒1ケイマは普段なら素直に黒アと一間にトビそうなところ。
その場の気分としかいいようがありません。
白2は白イのツケコシの隙を窺います。ちょっとしたところでプレッシャーをかけてくるものです。
この局面は正直どう打っても一局です。
KataGo師匠の示す黒Aは人間離れしています。Bはなんとか理解可能。
手を抜くのも可能で下辺CのカタツキはKataGoに限らずどのAIソフトも勧めてくる着点です。
実戦はDのへぼゴスミ。しかしどうということはない手でちょっと手堅いかな、と言った印象でしょうか。白の脅しに少しビビっている様にみえなくもありません。
(2図:実戦進行)
実戦は黒3としっかり右辺の実利を取りつつ黒5まで白を追います。
黒5では6の地点も好点ですが、実戦と評価値は変わりません。白の攻めに重点をおくか自陣の連絡を重視するかの方針の違いです。
白からはAのカケが絶好点とKataGo師匠はコメント。
黒イのノゾキも勧めてきます。こういう味消しっぽい生ノゾキも人間的には打ち難い。
黒アのカタツキは依然として好点です。
(3図:師匠の想定図)
100万プレイアウトした後の師匠の結論の図です。
最初はこの手(1図A)は出てこないのですが、すぐに最有力手となります。
LeelaZeroやSayuriさんに聞くとこの手は出てきません。
白2は最初3にノビですが、ノビを誘って黒整形する調子が良すぎるのか、おとなしく白2に受けるのが良いという結論に変わります。
確かに黒13のオキ味が少々うるさいので利かされのようでもしっかり白2と守るのが良いのでしょうね。
コメント
10月09日
19:11
1: 劉備玄徳
確かに指摘されないと思い浮かばない発想ですね!
しかし、黒Aは読みの裏付けはなくとも感覚的には理解できます(やっぱり天才かなw)
10月09日
20:58
2: えどわーど
劉備さんは人間ではない_φ( ̄ー ̄ )めも