MiniGo師匠との練習局の検討から。
(再掲)
https://gokifu.net/t2.php?s=9401747405021002
最近は局面により最善手が千変万化するという考え方が浸透したせいか、定石という用語はあまり使われなくなりました。
AI登場前に人類が営々と築き上げてきた定石群の大部分が否定されたことも影響しているかもしれません。
それでも局地で現れやすい形、応酬を定石ということばで表現してもよいと思います。
ただし、定石の「部分的に互角の応酬」という以前の定義は意味がないことは認識しておいた方がよいですね。部分的に互角って意味ないですから。
(1図:局面図)
★★☆☆☆☆☆☆☆☆(黒評価値:20%、-3目)
白△(40手目)は白aからの狙いがあります。
実戦は黒Aとハネて上辺模様の拡大を図りましたが、黒Bと白の狙いを防ぐのが急務でした。
(2図:実戦図)
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆(黒評価値:10%、-6目)
黒1から黒3の二段バネで景気がよいですが、白は4のアテ一本で先手を取り、白6の狙いを実現します。
左辺を利かしまくっては白が一本取りました。
途中、黒13切りでは黒aアテ白bツギを交換すべきでした。
(3図:検討図)
★★☆☆☆☆☆☆☆☆(黒評価値:20%、-3目)
黒1、3のツケヒキで白の狙いを封じるのが急務でした。
白4と手堅く受けるのであれば、黒はアと右上隅に手をつけるか、イの右辺の大場先着が考えられます。
白4では手抜きでaの右辺かbと右上隅に一着入れるのもあります(KataGo師匠談)。
コメント
05月22日
02:18
1: えどわーど
日記中の評価値が白基準の数値になっていたので修正しました。
80%->20%
90%->10%